ユーザー車検の際の選択肢
乗用車や軽自動車であれば2年に一度は受けることになる車検ですが、その車検の際の選択肢の一つとしてユーザー車検があります。
ユーザー車検以外の選択肢としては
- 車を購入したお店で車検を受ける
- 整備工場で車検を受ける
- カー用品店で車検を受ける
- ガソリンスタンドで車検を受ける
- 車検の専門店で車検を受ける
- 車を買い替える
などがあります。
ユーザー車検を受けるメリットとは
車検の際には複数の複数の選択肢がある中で、ユーザー車検を受けるメリットってあるのだろうか?
答えから述べるとありです!
ユーザー車検最大のメリット
ずばり車検費用の安さです!
自分で車検を受けるわけですから整備業者などに支払う手数料分だけ車検を安く行うことができます。
今回私がユーザー車検を受けた際にかかった車検費用は、65,230円でした。
部品の交換が発生してしまったため少し余計に車検費用が必要になってしまいましたが、車に問題がなければ5万円台で車検が済みます。
ただし、法定点検の費用は含まれていませんので、単純に自動車ディーラーなどの車検と比べることもできませんが…。
ユーザー車検のメリット1
自動車ディーラーなどでは車検に受からない車でもユーザー車検ならば合格することもあります。
誤解してほしくないのですが、保安基準に適合していない車でもユーザー車検ならば通ってしまうということではありません!
自動車ディーラー(指定整備工場)の場合、国(国土交通省)から認可を受けて、国に代わって車検を行っているゆえに微妙な部分では車検アウト!という判断をしていまうことがあります。
間違って保安基準に適合していない車の車検を通してしまい、後々問題になることを避けるためです。
私が実際に経験した事例ですとヘッドライト(バルブ)の色です。
少し青っぽいということで車検はNGで、交換が必要と言われました。
保安基準に適合しているバルブだということで購入したバルブで、ケースにも保安基準適合と書かれていたのですが…。
であればユーザー車検でということで、国の検査を受けたところ何の問題もなく車検に合格しました。
あえて外観検査の際に検査員に申告して確認してもらいましたが問題ないとの見解でした。
ユーザー車検のメリット2
車検と同時に法定点検を受ける必要がないことです。
自動車ディーラーなどでは必ずと言っていいほど法定点検もセットになった車検プランとなっています。
特に中古で購入した車の場合、車検の時期と法定点検の時期がずれていることもあります。
私の事例ですと中古で購入した際に法定点検を受けた履歴が確認できなかったので、中古車という性質上、購入と同時に法定点検(1年点検)を実施したため車検の時期と法定点検の時期にずれが生じました。
2007年3月の車検と同時期に2年点検を行ってもよかったのですが、車検を機に乗り替えも検討していました。
しかし車検までに結論を出せずにとりあえず車検をとり、もう少し考えることに。
そして2007年6月の2年点検前に乗り換えが決まり、結局法定点検は受けずに車を売却しました。
このようにユーザー車検は、柔軟に車の買い替えなどに対応でき、極力無駄な出費を抑えてくれるという側面もあります。
ユーザー車検のデメリット
ユーザー車検のデメリットとしては、法定点検を自分で行うか整備事業者に依頼しなければならない点です。
法定点検を自分で行える場合はよいのですが、法定点検を整備事業者などに依頼することになるとユーザー車検の最大のメリットである車検費用の面での恩恵が少なくなってしまいます。
恩恵が少なくなるだけなら良いのですが、最悪の場合、最初から整備事業者などへ車検を依頼した場合と比べて余計に車検費用がかかってしまうこともあります。
たとえばメーカー系の自動車ディーラーであれば簡単な部品交換の工賃は基本工賃に組み込まれていることも多いのですが、法定点検のみ依頼した場合、個々に工賃が計上されてしまうこともあります。
また2年点検のみの料金設定を行っておらず、2年点検自体を断られてしまう場合もあります。
さらにユーザー車検に合格できなかった場合、予備車検代や貴重な時間が無駄となってしまったり、車検に合格できなかった場合の整備をどうするのか?という問題も生じます。
懇意にしている整備工場などがあればよいのですが、飛び込みでの依頼ですと既存顧客優先で整備が完了するまでに時間がかかってしまったりすることもあります。
ユーザー車検の概要メニュー
- ナビゲーションユーザー車検の概要TOP
- ユーザー車検のメリット・デメリット
- ユーザー車検の簡易フローチャート
- 運輸支局内のフローチャート